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休職(学)相談

休職(休学)の相談について

仕事(学校)は、本来、人生を豊かにしてくれるものですが、人間関係の悩み、パワハラ、セクハラ、長時間労働、仕事(勉強)の内容があっていない、などのストレスが続くと、

だれでも、こころのバランスを崩してしまいます。ひとたび、こころのバランスを崩すと、仕事や学校はあなたの心身をむしばむものにもなります。

「仕事(学校)にいきたくない」と思っていても、「まわりの人に迷惑をかけるから。」「しんどいなんて上司(教師)にとても言えない」などと考え、無理を重ねていませんか。

バランスを崩した心の状態で無理をつづけても、以前のように仕事(学業)をこなすことができず、結果的に周囲に迷惑をかけてしまう場合があります。

また、症状が軽いと油断していると、いつのまにか重いこころの病気(大うつ病性障害など)やからだの病気が進行しているかもしれません。

もし、仕事(学校)などのストレスで下のような症状はありませんか。こころのSOSのサインかもしれません。

問診と医師の診察によって、診断基準をみたす場合、うつ病、適応障害、うつ状態などの診断になります。

症状が軽いうちに、「手あて」できれば、早く回復できる場合もあります。

症状の例

  • きもちがおちこむ
  • 何をするにもおっくだ
  • 以前のように趣味をたのしめなくなった
  • 不安なきもちになることが多い
  • 涙もろくなった
  • 以前のようにねむれない(または寝すぎる)
  • 朝起きるのがとてもしんどい
  • ミスがふえた
  • 仕事(学業)がてにつかない
  • 物忘れがめだつようになった
  • 食欲がない
  • 自分に価値がないと思う
  • 自分を傷つけたくなる

十三メンタルクリニックは、一般的な心療内科・精神科の全般を扱っております。近隣の十三駅は、阪急沿線のターミナル駅で大阪駅(うめだ駅)も程近く、大阪府、兵庫県にお住いの方よりよく休職(休学)等の相談をお受けしています。受診された際は、医師が診察を行ったうえで、ご本人のご意向をお伺いしながら休職について判断しております。お気軽にご相談ください。

~こころのSOSへの対応~

精神疾患によって自他への不利益が差し迫っている状況を「精神科救急状態」といいます。日本精神科救急学会のHP参照

お急ぎの場合はご予約後にWEB問診(「はじめての方の問診回答はこちら」をクリック)にご回答いただくか、これまでの経過を簡単に紙にまとめていただくとスムーズです。

退職(退学)を考えられている場合も、状況によりますが、いったん休職(休学)されることをお勧めしています。なぜなら、うつ症状が顕著の時には一般に大きな決断を避けるべきであるとされており、冷静な判断ができていない可能性があるからです。休職(休学)後、十分に療養し、様々なことを総合的にかんがえてから、退職(退学)の判断をされるほうが、のちのち後悔されることが少ないようです。

休職(休学)を考えているときの治療とは

環境の調整

休職(休学)、仕事量の調節、部署の移動などがこれにあたります。ご希望に応じて、職場、または学校に対して、診断名や、治療上必要と考えられる環境調整について記載した診断書を発行いたします。

※平成25年に制定された法改正によって、事業者(学校)は、こころやからだの病気を持った方が、平等に人権を享受し行使できるよう、一人ひとりの特徴や場面に応じて発生する障害・困難さを取り除くための、個別の調整や変更を行う「合理的配慮」の努力義務を負うようになりました。

薬物治療

お薬による治療によって抑うつ気分や、不安、不眠症状を改善する方法です。ただし、環境の調整と、休養のみで症状が改善する患者さんもおられます。当院では「できるだけ薬を飲みたくない」という方には、お薬による治療を無理強いしません。

休職(休学)の期間はどれくらい?

一般的な休職(休学)期間は2~3か月のことが多いですが、症状や診断によって個人差が大きいです。いったん休むと決めたら、まず復職を焦りすぎないことが(逆説的ではありますが)早期回復には重要です。最初の診断書に記載する期間は、患者さんご本人とご相談のうえ、まず1~2か月とし、経過をみながら適宜延長させていただくことが多いです。もちろん、症状が早く改善した場合には休職期間を切り上げて復帰することも可能です。

休職(休学)中、お金はどうしたらよい??

「お金より健康が大切」とは言っても収入が途切れてお金が無くなったら困りますよね。

休職中のお金の制度について

まず、休職中の金銭面の補助は会社によって異なります。休職後に、有給休暇が残っている場合はまずそれを消化する会社もありますし、有給とは別の病休制度をつくっている会社もあります。その後の期間に関しては、傷病手当金という制度により、会社が所属している、健康保険組合や協会けんぽ、共済組合により、1年半を超えない期間、直近12か月の標準報酬月額の2/3に相当する金額が支給されます。(詳細は厚生労働省のHPをご参照ください。)会社より「傷病手当金 支給申請書」がもらえますので、当院にお持ちください。主治医記載欄に必要事項を記載させていただきます。保険証が協会けんぽの方は申請書をこちらからダウンロード可能です。

 

傷病手当金の注意点

  • 初診日以降の傷病手当金支給申請書しか発行できないため、受診日以前の分の傷病手当金は受給できませんので注意してください。
  • また傷病手当金申請書に、月ごとの診察日を記載するため、まったく診察していない月は、申請しても支給されない可能性がありますのでご注意ください。

お子さんが休学中の保護者のお金の問題について

20歳未満で精神又は身体に障害を有する児童を家庭で監護、養育している父母等に支給される特別児童扶養手当という制度があります。お住まいの市区町村の担当窓口で請求の手続きが可能です。支給には医師の診断書が必要ですが、当院で記載可能です。支給月額は3~5万円程度です。

※制度の詳細は厚生労働省のHPをご参照ください。(保護者の前年度の所得によっては支給されないことがあります。)

休職中の過ごし方は?

まずは仕事(学校)から離れて、ゆっくり休養することが大切です。復帰を焦らず、少しの期間であっても仕事(学校)のことを忘れて何もしない時間をもてるようにしましょう。携帯電話やパソコンに仕事(学校)の通知が入る場合は極力見ないようにしましょう。焦りの気持ち自体が、焦燥感といってうつの症状であることもよくあります。仕事や学校のことを思い出さず、一定期間十分にリラックスする時間を持てていない方は、まだまだ復職を考えられる時期ではありません。

ある程度そのような期間がとれたら、5分~10分でよいので家の外に出て散歩したり、家の中で家事や趣味などをする時間を持ちましょう。朝光を浴びるようにし、生活リズムを崩しすぎないように注意しましょう。

定期的に主治医と面談して状況を報告し、生活のなかで小さな目標を設定して過ごしましょう。

復職(復学)前に行うことは?

できるだけ休職(休学)中も定期的に会社(学校)に状況を報告しましょう。電話することが難しければ、メールや手紙でも構いません。少なくとも復職(復学)前に、職場(学校)と十分にコミュニケーションをとり、復帰後の環境調整(勤務時間や業務量など)について話し合うことが大切です。もし過重労働や、パワハラ、セクハラ、いじめなど職場(学校)環境に問題があった場合には、職場(学校)環境の調整を条件に、復職(復学)を許可する診断書を記載する場合もあります。

もし、休職(休学)し十分に療養したものの、元の職場(学校)にもどることが考えられない場合は、退職(退学)の手続きをすることも可能です。退職時に傷病手当金を受給している場合、要件を満たせば、続けて退職後も傷病手当金の受給ができます。詳細は所属されている健康保険組合などに問い合わせてください。

Q&A

休職(休学)中の受診の頻度はどれくらい?

最低月に1回~2回の受診をお願いしています。受診の目的は、まず休職(学)中の病状の変化を把握して対応したり、休み中に乱れがちな生活リズムを調節するためです。加えて、診断書や傷病手当金など証明書を発行するために必要だからです。長期間診察がない場合、各種書類の記載ができなくなることがありますのでご了承ください。

仕事(学校)を休みたくないんですが…?

受診したからと言って、無理に休職(休学)をさせることはありませんのでご安心ください。ご本人が休職(休学)の意思がなければ、できるだけ休職(休学)せずにできる治療を行います。ただし、病状が悪化すると結果的に、周囲に甚大な迷惑がかかる場合もあります。深刻なうつ状態になると、判断力が低下して決断ができなくなり、判断を延期しがちになるため、そうならないように対応法を考えていきましょう。

職場の上司(人事担当者)、学校教員が診察に同席してよいですか。

患者さん本人の同意があれば、基本的に同席していただいて構いません。よく診察によく同席いただいている方の場合には、追加費用はいただいておりませんが、ふだん診察で同席されない方が特別に相談で来られる場合には、相応の診療時間の予約枠をとりますので、追加で面談料をいただく場合があります。可能な限り予めご相談ください。

電話などでの診察はできる?

初診時には来院をお願いしています。新型コロナの特例の法令状況に応じて再診では電話などでの診察に対応してまいります。

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